性感染症(STI)対策

ページ番号1008102  更新日 2024年1月11日

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性感染症(STI)とは?

  • 性感染症は、性的接触(性交やオーラルセックスなどの性行為)によって感染する病気の総称です。代表的な疾患名を下表に示します。エイズなども性感染症の一つです。
  • STIとは、「Sexually(性的)Transmitted(伝染させる)Infection(感染症)」の略語で、訳すると「性感染症」となります。
  • 性感染症は、男性に比べて女性の方が感染しやすく、症状は現れにくいと言われています。
  • パートナーが未治療であれば、患者が再感染する恐れがあるためパートナーの治療は不可欠です。女性の感染者の場合は不妊症になったり、母体から子どもに感染することがあります。

主な性感染症

病名 症状 治療方法
梅毒 性器の感染部に硬いしこりやかさぶたができ、リンパ節もはれるが自然に消える。数週間後に病原体が体中にまわり、全身にピンク色のぶつぶつが出来るが、これもしばらくすると消え潜伏期に入る。
治療せずに数十年経過すると、心臓、脳、神経がおかされて麻痺、錯乱、痴呆状態になる。
抗生物質の服用など
性器クラミジア 多くは無症状。男性は排尿時の痛み、女性はおりものの増加などが特徴。 抗生物質の服用など
淋菌感染症 男性は排尿時の強い痛み、尿道口から膿が出るなど症状が明らかである。
女性は症状は軽いが、放置すると子宮内膜炎などを引き起こす恐れがある。
抗生物質の服用など
尖圭コンジローマ 男女とも外性器や肛門周辺などに乳頭状のイボができるが、痛みやかゆみは無い。 外科療法、塗り薬など
性器ヘルペス 感染した部位に水疱、潰瘍ができる。初感染の場合は強い痛みやかゆみを起こす。 抗生物質の服用など
HIV感染症/エイズ 感染から数週間以内に風邪に似た症状が出ることはあるが、自然に消えてしまい潜伏期に入る。治療しないとHIVが体内で増殖し、5年から10年で免疫力が低下してエイズを発症する。 抗ウイルス薬の服用など

上記以外に、B型肝炎、トリコモナス膣炎、カンジダ、毛じらみ等も性感染症に含まれます。

予防するためには?

性感染症の予防には、きちんとコンドームを使用することが最も大切です。

避妊のために、ピルを飲んでいる方もいます。しかし、避妊効果はありますが性感染症は予防できません。自分や相手を守るためにもコンドームを適切に使用することが大切です。

性感染症は、適切な治療によりほとんどが完治します。

保健所での検査及び普及啓発の取り組み

1)保健所でのHIV・性感染症検査について

八重山保健所では、HIV、梅毒、クラミジア、肝炎(B型・C型)の検査が可能です。

相談や検査は匿名・無料で行えます。検査には事前予約が必要です。(完全予約制)

2)パネル展(令和5年HIV検査普及週間)

毎年6月1日から6月7日は「HIV検査普及週間」となっています。

八重山保健所では、下記のとおりパネル展を実施しました。

期間:6月2日(金曜日)~6月7日(水曜日)※6月1日は台風2号接近のため休止

場所:八重山合同庁舎1Fロビー(保健所の隣の建物です)

写真:パネル展の様子

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